どうも、アトルです。一番好きなシャニ全体曲はDye the skyです。
先々週の土曜日に参加させて頂いた「シャニマスカバー談義」で自分が紹介した内容について書こうと思います。
~シャニマスカバー談義とは~
参加者はそれぞれ5曲ずつ任意の楽曲の任意のシャニマスアイドルカバーを発表し、思いの丈をプレゼンするというオタク達の思想闘争ですね
具体的には↓のような感じになります。
第四回シャニマスカバー談義inドラフト会議鯖(Day1)完結!
— M.C.O(むちお) (@gMuChi_O60) March 15, 2024
大型新人たちと強い思想の既存メンバーのぶつかり合い!最高にアツかったですねぇ~ pic.twitter.com/3u7noYtdk7
各々思想が強い。それにしても愛依サマNo Regret、俺が言ったことになんねーかな(敗北宣言)(あまりにも“解答”過ぎる)
こちらに今回参加させていただきました。改めて皆様ありがとうございました。
という訳で自分の性癖と思想と欲望を詰め込んだ5曲を紹介していこうと思います。
〜先鋒〜
Unit:大崎甘奈、大崎甜花
Song:動く、動く/チト(CV水瀬いのり)、ユーリ(CV久保ユリカ)
描きました。(これだけ)
少女終末旅行のOPですね、OP映像の可愛さに定評があります。
このアニメ自体はポストアポカリプス系の実はシビアな設定のアニメなんですが、今回は純粋に楽曲の可愛さに注目してのチョイスです。純粋に可愛いものが見てぇのチョイス 思想というより願望
甜花のにへ声の圧倒的な元曲との親和性からチョイスし、連鎖召喚の形で甘奈を添えた形になりますが、甘奈の特有の跳ねるような歌い方もこのエレクトロ系の曲調と相性がいいと思います。
余談になりますが、また別軸として「少女終末旅行パロをシャニマスでやるなら」もまた妄想のし甲斐がありますね。2人ともそこまで強く会話を主導するタイプじゃなくても良い、むしろその方が良いのが個人的にポイント。俺はまみひおを推します。
〜次鋒〜
Unit:郁田はるき
Song:17才/ハルカトミユキ
(ここ以降、コンセプトに合いそうな既存カードイラスト等を付けています)
「色づく世界の明日から」というアニメのOPです。
個人的にはるきが実装されてすぐからずっと「相性良過ぎるだろ……」って言ってた組み合わせですね。
「郁田はるき」の「17才」、ミラクルマリアージュだろ…… pic.twitter.com/YGzjMpNeQu
— アトル (@lilinist4) December 12, 2023
(ミラクルマリアージュって何だ……?)(ママあの人何言ってるの)(しっ!目を合わせちゃいけません!!)
知らない方のために、「色づく世界の明日から」のあらすじは以下のような感じになります。
物語の始まりは数十年後。
日常の中に小さな魔法が残るちょっと不思議な世界。
主人公の月白瞳美は17歳。魔法使い一族の末裔。
幼い頃に色覚を失い、感情の乏しい子になった。
そんな瞳美の将来を憂えた大魔法使いの祖母・月白琥珀は魔法で瞳美を2018年へ送り出す。
突然、見知らぬ場所に現れ戸惑う瞳美の視界に鮮烈な色彩が飛び込んでくる……。色づく世界の明日から 公式サイト より引用
これもうタイトル回収(偽)だろ
もうお分かりいただけるでしょう、郁田はるきという「見える世界を色鮮やかな世界に塗り替えようと走り出した」キャラ造形と「色づく世界の明日から」というアニメの親和性、そして曲タイトルをご覧になって思い出して頂きたい。郁田はるき、17才です。
2番サビ歌詞「変わらない景色と別れの後で 現在(いま)を振りほどいて 僕らは走る 階段を駆け上がり 汗で滲む未来 その窓を開けたなら 全て今キャンバスになる」
これちょっと余りにもいくはるWING過ぎませんか?
そしてCメロ歌詞「空はまた晴れていく 雲はただ流れていく 本当に綺麗なもの まだわからないけど 戸惑いも悔しさも 全てが絵の具になるから 下手くそだって消さないで」
これもういくはる超えてシャイニーカラーズです 全体曲ユニットでパート分けしてるとこ見えるもん 見えたのでパート色分けしときました
〜中堅〜
Unit:七草にちか、斑鳩ルカ
Song:不完全燃焼/石川智晶
にちルカに真っ向から殴り合って欲しいよなァ?!
最近シーズはなんかもう一時は「心」の字が入ってそうなクリニックでカウンセリング受けてたとは思えない勢いでHappierHappierHappierしてるしルカも「これからはコメティックの斑鳩ルカの話をしていくんだが……?」みたいなノリですがモノラル・ダイアローグスの頃のあのバチバチが文字通り不完全燃焼だろうが!!!!!という訳でモノラル〜セヴン#ス辺りの時系列を想定して一丁、といったコンセプトですね。
原曲は石川智晶さんの激しくも綺麗に歌い上げる感じの声色が特徴的ですが、この曲をルカのがなりとにちかの必死な感じで歌って欲しいんですよね にちかは歌唱の時の声よりむしろシリアスコミュで余裕なくて逆ギレしてる時の声質のイメージ
自身の無力感やままならない周囲に対する苛立ちをぶつける歌詞が2人のキャラクター性と相性が良いので全体的に親和性が高いんですが、特にそれぞれと相性の良い部分をピックアップすると、
1番ラスト「操縦不可能なんだよ 予想外に 際立つ力を 可能性と呼ぶのだけはやめてくれ」ここ絶対にちかですね バラエティ路線で美琴より評価されて鬱屈抱えてた時期にシャニPに言ってそう
そして2番ラスト、「崩壊寸前なんだろ 厄介者と呼ばれたら寧ろ 褒め言葉より最大のディフェンスだ」これは当日の参加者の方からも反応があったんですがイベントコミュ「バイ・スパイラル」でのルカの「外来種」という暗喩にも近いものがあり、2番サビが全体的に特にルカみが深いですね
〜副将〜
Unit:浅倉透
Song:愛という言葉/紗希
今回出す曲の中でもぶっちぎりのマイナー曲かと思います ぜひ映像込みで聞いて欲しいんですが昔の、しかもマイナーアニメ過ぎて違法アップロードのED映像すらねぇ……
天保異聞妖奇士というアニメの2クール目EDです アニメは中年のオッサン主人公(CV藤原啓治)の江戸時代を舞台にした渋い能力バトルなんですが、この曲自体は若者の素直な感受性で愛について歌う素朴な歌です。
浅倉透、(特に外部にも目に付きやすい媒体での)エキセントリックめいた発言が擦られがちではありますが、その本質は純真素朴な感受性であると自分は思っています。見て感じたものが全く一般化されずにそのまま零れ落ちることで時にどこか奇妙に見える出力が為される。
という自分のイメージを前提として、この曲の「窓の外の空を見たら雲がハートの形に見えたよ 息を大きく吸い込めば心が大きくなった気がするね」 「窓から見える木の枝も葉も 毎日毎日伸びてるよ これからも伸びてくよね」この見たままの景色を飾らず言葉にしたような歌詞が、却って浅倉透の感受性に非常にマッチしていると思っています。
そして「愛とは何か なんてこの歳じゃまだわからないけど 愛する感情を知り始めたよ」「自分の今想う気持ちを口ずさめ」「でも今心から大好きだと思える人と一緒に歩いて大人になってゆきたい」これ現在の浅倉のPラブ要素の温度感そのものだと思うんですよね
曲全体に通底する未熟な子供から見た世界を歌っているイメージも、シャニの中で特に未成熟で様々な可能性を秘めた少女性が強調されているノクチルとも相性が良いと思います。
ちなみに以上のプレゼンをしたところ絶滅危惧種の乙女浅倉透学会の生き残り認定を受けました。
〜大将〜
Unit:イルミネーションスターズ
Song:そこに空があるから/江崎とし子
今構築の大本命です。これを言いたくて参加したまである。次点は17才かな……
ポケットモンスターアドバンスジェネレーションの一番最初のEDですね。ド名曲。
イルミネのコンセプトというか、イルミネを体現する言葉として個人的に凄く印象に残っている言葉として、MUSIC DAWNで我らが社長役ツダケンが言った「優しくポジティブ」があります。
イルミネ、やはり応援歌というかエールを贈るような楽曲が多いと思うんですが、『頑張れ!』と背中を押すというよりは、ひたすらポジティブに傍に寄り添い続けるようなエール、という印象があり、この言葉はそれを表す言葉として自分は解釈しています。(と言ってもめぐるはパワフル寄りであり、めぐる要素が増していくと『頑張れ!』系になっていくという認識 めぐる100%になった結果がHAREBARE!!)
この解釈の個人的な到達点がこの楽曲です。
星の名を冠し、空にまつわる楽曲も多く歌ってきたイルミネが文字通りただ「そこに空がある」という生きとし生ける全ての人々が共有出来るものを拠り所にエールを贈る、イルミネの到達点じゃ無いでしょうか。
曲調としても、灯織の低音を中心にイルミネとの相性は良いと思います。
また、世代の方はご存知かと思いますがこのエンディング、アニポケのエンディングとしては屈指の変化のない映像で、ひたすら夕焼けの丘を背景にサトシとピカチュウが過ごしている映像が流れるんですね。それもあって知ってる人間はこの曲に強く夕陽のイメージがあると思います。
そこでイルミネ、ユニット楽曲は「星」がテーマの夜の曲、「虹」「パレード」等のテーマの明るい「昼」のイメージの曲に二分すると思うんですが、そこを補完しあわいを表現する「夕陽」を象徴する楽曲としての意味も込めて今回選出しました。
「夜」のイルミネ(端っこ夕暮れじゃないか?)(趣旨ズレの危機)
という訳で以上自分の使用構築でした。自分が参加した2日目の参加者の皆さんと提出内容はこんな感じ(画像提供ありがとうございます)
てんはるむじゃきなきもち、個人的優勝。チロルチョコきなこもち20周年テーマソングらしい。滅茶苦茶かわいい。
という訳で以上カバー談義使用構築でした。カバー談義、そうそう共有できる人も居ない妄想を語り、またそれぞれのオタク達が自身の通過してきたコンテンツを下敷きにした思想をぶつけているのを聞くことができ非常に楽しい体験でした。
改めてホストのM.C.Oさんはじめ皆様参加させていただきありがとうございました。